寺ともイベント

9/4日(日) 第183回寺とも 福祉講座「誰のために葬儀を勤めるのか」

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9/4(日)午後1時30分~徳成寺において、福祉講座「誰のために葬儀を

勤めるのか」が開催されました。今回、お招きしたのは神奈川県横須賀市

から海 法龍(かい ほうりゅう)ご住職です。「誰のために葬儀を勤める

のか」と題した法話をして頂きました。

 

最初に、何のために仏教の経典があるのかという問いかけがなされました。

亡き人を偲ぶための意味と、もう一つ老・病・死という思い通りにならない

現実の中でも生きていける明るさを持つために経典があるのだと教えて下さ

いました。仏教の教える悲しみや苦しみからの救いとは、どんな現実の

ただ中であろうと、生きる事の温かさを感じ取り、人間が明るく輝くことだと

指摘して頂きました。

 

その温かさを正信偈の冒頭に「帰命無量寿如来」という「寿」という言葉で言い表し、

人間が明るく輝いていることを「南無不可思議光」の「光」と歌っているのだと。

数値やお金に換算できない人間の尊厳を「宝」と言い表し、そこに気づかせて

もらうのが葬儀やご法事という儀式に込められた深い願いなのです。

 

ご来場いただいた皆様、講師を務めて頂いた海先生、ありがとうございました。

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