カテゴリ:寺ともイベント_2020年
10月4日(日)午後2時~「寺とも落語会」が開かれました。
約半年ぶりに寺ともサービスデイを再開しました。
ソーシャルディスタンスをはじめコロナ対策を講じながらの
開催です。
まずは寺とも落語会ではすっかりお馴染みとなった、
三木高校お笑い同好会から富貫亭金歓(ふきていきんかん)君
です。吹奏楽との兼部ということで、金管楽器を吹きたい!
をもじった高座名だそうです。過去に出演された先輩の釣亭
黒鯛さん、望来亭金仙さんのお茶目な高座名の伝統はしっかりと
受け継がれておりました。そんな金歓君の演目は「動物園」
虎の皮を被って檻に入れられた男の滑稽な話です。
続いてはどんぐり亭ぽりすさんです。演目は立川志の輔
師匠の創作落語。「バールのようなもの」です。犯罪や
事件が起こるとニュースで耳にする「バールのようなもの」
は果たしてバールなのかどうか。という事から珍騒動が起こる
お話。ご職業が警察官という事もあり、仕事柄よく耳にする
「バールのようなもの」を見事に演じ切りました。
玉や順加(たまやよりか)さんはお三味線で都々逸(どどいつ)
を披露して下さいました。「7・7・7 7・5」で詠まれるのが、
都々逸の基本なのですが、様々なバージョンがあり、三味線
の音色と、朗々と響く歌声がとても素敵でした。
最後はソーラン節を会場の皆さんと手拍子で楽しみました。
素敵な演奏を有難うございました。
ここ数か月はコロナ禍の影響もあり、インターネット配信
がほとんど。観客ではなくカメラに向かって落語を演じるのは
人前でやるのとはまた違った緊張感があるそうです。今回の演目
は「菊江仏壇」というプロでもあまり取り上げない珍しいネタ
でした。遊び人の若旦那が信心だけどケチな大旦那の目を盗んで
芸者さんを呼ぶのですが、大変なことになってしまうというお話。
たくさんの登場人物を表情豊かに演じ分ける技量はお見事でございました。
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