寺ともイベント

緊急災害時の料理講座

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「東日本大震災」から1年。
緊急災害時でもできる「玉子丼」の作り方を教わりました。

緊急災害時の料理講座
3月4日(日)午前10時~

今回の寺ともは、緊急災害時の料理講座です。
「東日本大震災」から1年後となる、3月11日を1週間前に控え、犠牲になられた方々を悼むため、始めに参加者の皆さんと共にお勤めいたしました。

追悼

 

さて、今回の講師は「ひさご亭」の塚田諭志先生です。特別な材料や道具を使うのではなく、身近な物でおいしい料理を作る、という先生のスタイルは、今回の料理講座のいたるところに生かされていました。

おにぎりでもすぐ出来るけれど、せっかくならもっとおいしいものも食べたい、ということで、献立は「玉子丼」です。

塚田諭志先生

 

災害時は、ライフラインが止まり、水道・ガス・電気の使用が大幅に制限されてしまいます。それを想定し、今回はご飯もお鍋で炊きました。お米も無洗米を使用していますが、これが案外簡単でおいしく炊けるんです。
普段から、ガスコンロ・ボンベ、無洗米、ペットボトルに入れた水などを用意しておけば、いざという時安心ですね。
ご飯が炊けました

 

次は、丼用のお鍋に「だし6:みりん2:しょうゆ1」の比率で作ったスープを入れ、それを沸かしてから、溶いた玉子をまず8割ほど加えます。
だしは、煮汁・鰹節・チキンスープなどなんでもOK。また、味付けの比率はこの他様々な料理に応用できるそうです。
玉子をのせます

 

最後に、残った2割の溶き玉子でお化粧をして、ご飯に盛り付ければ完成です!
今回は、台所も使わず、道具もほとんど家にあるものか、なくても簡単に手に入るものでの料理でしたが、簡単で早くておいしい玉子丼が出来上がりました。
少しポイントを押さえれば、普段料理をしない人でも作れますよ。
完成

 

災害は、香川でもいつ起こってもおかしくありません。改めて、普段からの準備や心構えの大切さを考えさせられる料理講座となりました。
自分のこととして一生懸命に取り組んで下さった参加者の皆さん、そして分かり易くて楽しい指導をして下さった塚田先生、ありがとうございました。
いただきます

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