永代供養って何?
案外、これも聞きなれない言葉ですよね?
実は…私も佛教の勉強をするまではよく分かりませんでした。
まず、永代とは、ずーっと終わりなく毎日ということです。
亡くなったご先祖さんの生涯をしっかりと引き受けて、毎日毎日永久に大事にするということです。
この「大切にする」というのが「供養する」ということです。
私がどうやって毎日大切に供養しているかご紹介します。
朝起きて一番に、お線香をそれぞれの御前にお供えします。
そしてお花のお水が少なくなっていないか、花びらが散っていないかチェックします。
そういう準備を整えて、朝のお経をとなえます。大きな声で心をこめてお念仏を称えます。
さらに夕方には、家族みんなで一緒に夕方のお経を称えます。これは子どもが生まれた時からの習慣で、赤ん坊の時から住職が抱っこしてお経を読みました。家族そろって永代供養するのが徳成寺の特徴です。
さらに春と秋の二回のお彼岸の時期に合わせて「永代経法要」を催し、納骨されている方々を中心にお勤めします。
この法要は、お世話人さんたちがボランティアで朝からお寺で集まってお斎(おときと読みます・・・ごはんのことです)を作って下さいます。
そうして出来上がったお昼ごはんを一緒に頂き、たくさんのお坊さん方がお経をあげます。そのあと、ゲストのお坊さんにありがたい法話をしていただきます。
と言われても、なかなかぴんときませんよね?
浄土真宗の教えにしたがって深い永代供養の意味を考えてみましょう。
頭の中で、キレイなお花が咲いているところを想像してみてください。
一輪のかわいい花が咲いています・・・その花の部分が今生きている私たちです。
花の種は未来の子孫たちです。
そしてご先祖さんは、地下に埋もれた根っこです。
根っこがなければ栄養が行き渡らないわけですから、かわいい花も咲きようがありませんね。
ご先祖さんがあって、私たちが今生きている・・・だからこそ、ご先祖さんに感謝して大切にするのです。
ご先祖さんは阿弥陀さまに抱かれて眠っている・・・ということは、阿弥陀さまは大地なのです。
ご先祖さんを通じて私たちを見守り、力を下さる大地、阿弥陀さまを拝むことがすなわち永代供養のもうひとつの大事な意味なんですね。
永代供養の形式には、二種類あります。
一つは「納骨を伴わないタイプ」と二つ目は「納骨を伴うタイプ」です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。